狸寄席 走る

狸寄席は12月と1月は興行の予定がありません。でも、実は12月から1月にかけてが一番いそがしかったり、調整が必要だったりする時期なんです。
というのも、来年どうするのか、どなたに来ていただくのか、会場はどこにするかなどを決めてチラシを作ったりなんだりとしなければいけない時期だからなんです。
会はできるだけ増やしていきたい、その一方で、これまでお世話になってきた場所は使えない。言ってみればピンチです!
たくさんの方に心配されます。
そしてたくさんの方に励まされます。
私たちはひとつだけ決めました。
とにかく続けること。
寄席の楽しさを一人でも多くの北海道の人に知ってもらうことが私たちの大きな目標のひとつです。
それはまだまだ達成されていません。
ただ、私たち狸小路に常設演芸場をつくる会が狸寄席を始めた2013年と比べると、札幌市内の落語会の数は相当増えています。
札幌でほとんど毎日のように落語が聴ける環境は整いつつあるのではないだろうかと思うくらいです。
落語ブームと言う方もいます。でもまだまだこんなものじゃないとも思います。
東京や大阪にはまだまだたくさんの落語家の方がいます。もっともっと紹介していきたいです。
気軽に着流しで楽しめる寄席の楽しさはまだまだ多くの方に伝わってはいません。
札幌の多くの芸人さんを知ってもらい、寄席の文化を札幌につくる私たちの目標はまだまだ道半ばです。
先ほどピンチと書きましたが、2020年はそのピンチをチャンスに変える年にしたいと思っています。
固定の会場がなくなったからこそ、狸小路を飛び出して、より多くの方に寄席の楽しさを届けていきたいと考えています。「出張狸寄席」も出来たら良いなと思います。
通常の狸寄席ももちろん開催します。
2020年は2019年から少し減らして、足元を固めながら進めようと思います。
必ず楽しめる番組づくりを目指します。
若い人から大人のお客さんまで様々な方が楽しめる寄席を作りたいです。
定期開催できる場所も継続して探していきます。
なければつくりたいとも思っています。
寄席への思いを応援していただいているすべての皆さんと共有していきたいです。
私たちは昨年宣言しました。そしてその宣言を胸に活動を続けていきます。

狸ポンポコ宣言
一、私たちは、寄席の定期開催を通して、札幌市の文化的かつ豊かなまちづくりに貢献します。
一、私たちは、寄席の定期開催を通して、札幌の文化・芸能活動を育てていきます。
一、私たちは、狸小路に常設演芸場をつくり、寄席の定期開催を目指します。

2020年の番組発表まで今しばらくお待ちください。
皆さんとこれからもワクワクを共有していきたいです。
これからも狸寄席を何卒よろしくお願い申し上げます!

2019年12月19日
狸小路に常設演芸場をつくる会
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tanukiyose

Author:tanukiyose
狸寄席は、地元で活躍する芸人(パフォーマー)の紹介の場でもありたいと思っています。札幌に来たら狸寄席を見に行きたいと思われるような、お客様に愛されるコミュニティを目指します。
Q 札幌に寄席をつくろうと思うわけは?
A 東京や大阪には、定席と言われる寄席があります。そして寄席のある街の周辺には昔ながらの賑わいがあって、風情があります。我々は、かつて7軒も寄席があったと言われている札幌の中心市街地に、気軽に生の演芸を体験できる場所をつくることで、街を味わい豊かにできるのではないかと考えています。狸小路を和服で行きかう人が増えたり、北海道の歴史や出来事を落語にする人がでてきたり、そうした街に魅力を感じて、街を愛する人が増えれば良いなと思っています。即物的に買い物を楽しむだけではない、そこにいる時間を楽しめる場所をつくることで、文化的に豊かなまちづくりに貢献できると信じて「寄席」づくりを目指しています。
Q 狸寄席と他の落語会の違いは?
A 狸寄席は、本場江戸の寄席のように、着流しでふらっと立ち寄れて飲食も楽しめることができます。また、地元で活躍する芸人( パフォーマー) も多数出演する札幌スタイルの番組で、どこにも真似できない寄席をつくっていきます。

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