もしもこの世に寄席がなかったら

狸ポンポコ通信 特別号
もしもこの世に寄席がなかったら。

寄席に行ったことなどない人が大多数だと思います。
でも、笑ったことのない人は少ないはずで、笑いたくない人も少ないはず。
日々、笑って暮らしたいなって思ってる人のほうが多いはず。
笑えないことがあるときでも、思い切り笑いたいって思うこともあるのではないでしょうか。

娯楽がなくても、寄席なんかなくても、人は生きていけます。
娯楽のない世の中にはしたくないと狸寄席は考えています。
そして庶民の娯楽を自分たちで作りたい、支えていきたいと考えています。
それが、北海道を必ず豊かにするものだと信じてもいます。

寄席は、庶民の娯楽をパッケージにした、幕の内弁当です。庶民の喜怒哀楽を楽しく伝える落語や漫才、楽器を使った音曲の色物、手品や曲芸に紙切りなど、身近な材料やネタでそれほど派手な演出もないけれど、しっかりとお客様を楽しませる、そんな玉手箱です。

狸寄席は東京の寄席をもちろん参考にさせていただきながら、北海道の人たちに喜んでもらえて、札幌から発信する札幌スタイルの寄席を作りたい、お届けしたいと考えています。

そして、自分たちの地域に、自分たちの寄席を作り続けることが、自分たちの文化を作り育てることだと信じています。

たしかに、リモコンのボタンを押してチャンネルを選べば手軽に娯楽は手に入る時代です。落語も漫才も気軽に楽しめます。ただ、一度、生で体感してほしいです、生の芸能を。そこにはきっと違った発見があるはずです。ひいきの球団をテレビで観戦するよりも球場で応援したほうが楽しいと思ったことがある人なら、大好きなアイドルや歌手を追い、コンサートやライブに出かけたことがあるなら、きっとわかっていただけるものと思います。

寄席は演者さん、お客様、ご支援いただくすべての皆様と運営スタッフ、全員で作り上げていくものです。

本日は狸寄席、大勢のお客様のご声援を心よりお待ちしております。

第22回狸寄席2019秋ご案内

9/20(金)21(土)
出演 柳家小八 春風亭三朝 柳家花いち 宝玉斎こん太 代書屋みらくる(前座アマ)(20日、21日とも)
オクラホマ ガジーと万歳楽団 テテ 他(20日のみ)
キリガミストちあき アヴァンチュ~る マスクドエックス 36号線 双龍班(21日のみ)

9/20(金)初日夜の部  18:00開場18:30開演 21:30終演予定
9/21(土)二日目昼の部 11:30開場12:00開演 15:00終演予定
9/21(土)二日目夜の部 15:30開場16:00開演 19:00終演予定
料金:3,000円(前売) 3,500円(当日)

ホームページから予約できます♪
http://tanuki.yose.hokkaido.jp

イープラスからチケット購入可能です♪

お問合せ先:狸小路に常設演芸場をつくる会事務局(担当:福井090-5073-8004 )
E-MAIL:tanukiyose@gmail.com
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プロフィール

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Author:tanukiyose
狸寄席は、地元で活躍する芸人(パフォーマー)の紹介の場でもありたいと思っています。札幌に来たら狸寄席を見に行きたいと思われるような、お客様に愛されるコミュニティを目指します。
Q 札幌に寄席をつくろうと思うわけは?
A 東京や大阪には、定席と言われる寄席があります。そして寄席のある街の周辺には昔ながらの賑わいがあって、風情があります。我々は、かつて7軒も寄席があったと言われている札幌の中心市街地に、気軽に生の演芸を体験できる場所をつくることで、街を味わい豊かにできるのではないかと考えています。狸小路を和服で行きかう人が増えたり、北海道の歴史や出来事を落語にする人がでてきたり、そうした街に魅力を感じて、街を愛する人が増えれば良いなと思っています。即物的に買い物を楽しむだけではない、そこにいる時間を楽しめる場所をつくることで、文化的に豊かなまちづくりに貢献できると信じて「寄席」づくりを目指しています。
Q 狸寄席と他の落語会の違いは?
A 狸寄席は、本場江戸の寄席のように、着流しでふらっと立ち寄れて飲食も楽しめることができます。また、地元で活躍する芸人( パフォーマー) も多数出演する札幌スタイルの番組で、どこにも真似できない寄席をつくっていきます。

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