寄席って何?どこにあるの?

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「寄席(よせ)」っていう言葉をたまに耳にされる方もいらっしゃると思います。

寄席ってなんだろう?と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

寄席とはWikipediaを引用させてもらうと、「日本の都市において落語・浪曲・講談・漫才・手品などの技芸(演芸)を観客に見せるため席亭(興行主)が経営する常設の興行小屋である。なお、演芸を行う場所としては、文字通り演芸場(えんげいじょう)もある。」とあります。

落語などの演芸によって「人を寄せる」から「寄席」というそうです。



札幌の常設の寄席(演芸場)は残念ながら戦前に姿を消してしまいましたが、東京や大阪には常設の寄席(演芸場)が存在し、地域の皆さんに笑いを提供してくれています。

そのうち、東京での常設の寄席(演芸場)は現在、上野の鈴本演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場と、四席あります。

そこに行けば365日落語が聴けるわけです。

たとえば、上野鈴本演芸場の番組を見ると、12:30に開演で主任(トリ)の出番が16時となっています。

その間出演者は落語が9席、色物が4席と演目で13あります!

それだけ楽しんで2,800円、まさに庶民の楽しみ、2800÷13で一演目あたり215.3円しかかかりません!!

基本的に概ね10日単位で番組が変わりますので、演者は10日間出ずっぱりで報酬もそれほど良くなく、演者さんにとっては割に合わない大変なことですが、観客としては楽しく、演者も芸を磨けるということで、落語の楽しみ方の定番がこの「寄席」かと思います。(※割に合わないっていうのは、このへんが語源らしいです。まちがってたらすいません。)

東京に行く機会がある方はまずこの「寄席」をぜひご体験ください!

札幌にもってきたいのはまさにこの寄席なんです!

写真は新宿の「末廣亭」です。狸小路を歩いているとこんな看板に出くわす。なんだかわくわくしませんか?



このブログは、狸小路に常設の演芸場を作ることを目指している「狸寄席の会」が、落語や狸小路のことをもっともっと知ってもらいたくて、毎週月曜と木曜に更新しています。
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Author:tanukiyose
狸寄席は、地元で活躍する芸人(パフォーマー)の紹介の場でもありたいと思っています。札幌に来たら狸寄席を見に行きたいと思われるような、お客様に愛されるコミュニティを目指します。
Q 札幌に寄席をつくろうと思うわけは?
A 東京や大阪には、定席と言われる寄席があります。そして寄席のある街の周辺には昔ながらの賑わいがあって、風情があります。我々は、かつて7軒も寄席があったと言われている札幌の中心市街地に、気軽に生の演芸を体験できる場所をつくることで、街を味わい豊かにできるのではないかと考えています。狸小路を和服で行きかう人が増えたり、北海道の歴史や出来事を落語にする人がでてきたり、そうした街に魅力を感じて、街を愛する人が増えれば良いなと思っています。即物的に買い物を楽しむだけではない、そこにいる時間を楽しめる場所をつくることで、文化的に豊かなまちづくりに貢献できると信じて「寄席」づくりを目指しています。
Q 狸寄席と他の落語会の違いは?
A 狸寄席は、本場江戸の寄席のように、着流しでふらっと立ち寄れて飲食も楽しめることができます。また、地元で活躍する芸人( パフォーマー) も多数出演する札幌スタイルの番組で、どこにも真似できない寄席をつくっていきます。

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