中川ライター店閉店直前の店内vol.2

前回に引き続き、1902(明治35)年から狸小路で営業を続け、さる1月12日に113年の歴史を閉じた雑貨店(喫煙具、模型等)「中川ライター店」に、閉店前日の1月11日に行ってきたときのことを記事にしようと思います。

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こまごまとしたパーツが棚に並べられていました。

なんとなく古ぼけた感じもしますから、表舞台に陳列されていた商品が売れてしまい、デッドストック的なものが表に出てきたのかな?とも思ったり。





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続いて、「グリンマックス シナリーベース」とりますが、正式には「グリーンマックス シーナリーベース」です。

グリーンマックスという鉄道模型メーカーの、シーナリー(情景)のベースです。

これを元に、鉄道模型のレイアウトが作られます。

それにしても、この名称のアバウトさ、いいですね~。

また、100円だったら記念に買っておけばよかった…なんて今更ながら思ったり。





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お店の一番奥のスペースです。

ここには細々としたマシーンのパーツが売られていたと記憶しています。

鉄道模型とかだったかな~?





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ガランとした棚の上に置かれていた、イマイチ誰のものかわからないブロマイドと、ハエとかアリのおもちゃです。

売れ残るだけあるなぁ…と思いながらも、昭和のにおいをぷんぷんさせてくれて、うれしくなりました。





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こちらはアイデア商品とか、パーティーグッズのコーナーだったんじゃないでしょうか。

今でいうロフト的な品ぞろえとでも言いましょうか。

ダイソーのおもちゃコーナーにもこういうラインナップがありますね。

このコーナーも冗談にはマスクが置かれていたのでしょうし、下のガラス棚にも多くの商品が陳列されていたのでしょう。

この商品の置かれていない空間が、かつては商品で埋まっていた頃を想起させ、そのコントラストに感慨深くなります。





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最後に、囲碁将棋コーナーです。

私が最初にここで買い物をしたのは、将棋関連グッズだったと記憶しています。

なので、この一角はより一層感慨深いんですよね…。





札幌市民にとって113年もの長い間、おもちゃ箱であり、宝石箱であり、そして秘密基地でいてくれた「中川ライター店」さんとお店の方々、本当に長い間お疲れ様でした。

多くのワクワク感と笑顔、そして時には背徳感のような甘酸っぱい思い出(笑)とともに、それぞれの「小さいお友達」「大きいお友達」の胸の中に長く残っていくことでしょう。

そしてできれば、ねがわくば、いつかまた、お目にかかりたいなぁ…。
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Author:tanukiyose
狸寄席は、地元で活躍する芸人(パフォーマー)の紹介の場でもありたいと思っています。札幌に来たら狸寄席を見に行きたいと思われるような、お客様に愛されるコミュニティを目指します。
Q 札幌に寄席をつくろうと思うわけは?
A 東京や大阪には、定席と言われる寄席があります。そして寄席のある街の周辺には昔ながらの賑わいがあって、風情があります。我々は、かつて7軒も寄席があったと言われている札幌の中心市街地に、気軽に生の演芸を体験できる場所をつくることで、街を味わい豊かにできるのではないかと考えています。狸小路を和服で行きかう人が増えたり、北海道の歴史や出来事を落語にする人がでてきたり、そうした街に魅力を感じて、街を愛する人が増えれば良いなと思っています。即物的に買い物を楽しむだけではない、そこにいる時間を楽しめる場所をつくることで、文化的に豊かなまちづくりに貢献できると信じて「寄席」づくりを目指しています。
Q 狸寄席と他の落語会の違いは?
A 狸寄席は、本場江戸の寄席のように、着流しでふらっと立ち寄れて飲食も楽しめることができます。また、地元で活躍する芸人( パフォーマー) も多数出演する札幌スタイルの番組で、どこにも真似できない寄席をつくっていきます。

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