百十三年続いた狸小路の老舗、今日閉店…

本来なら本日は去る1月10日に開催された『小狸寄席』のことを記事にする予定でしたが、その記事は次回に譲って、今回は狸小路に関連した(特に札幌で育った男性にとって)感慨深く残念な出来事が本日ありますので、そのことを記事にさせていただきます。





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本日、1902(明治35)年から狸小路で営業を続けてきた「中川ライター店」が、113年の歴史を閉じます。

元々は1月末の閉店を予定していたのですが、閉店のニュースを聞きつけたファンたちが多数来店し、在庫数が乏しくなったたえに本日に閉店を前倒ししたそうです。





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札幌で育った方々(特に男性)にとって、この一種独特なたたずまいは、一度は「中はどんな感じなんだろう?」と思い、思い切ってドアを押してみる…という気持ちにさせてくれる店構えなのではないでしょうか。





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閉店のお知らせです。

閉店の日にちが変更されているのがお分かり頂けると思います。

なんでも、4代目の店主さんが50歳という若さで他界され、そのお父様である3代目が再びお店を切り盛りされたそうなのですが、体力の限界を感じ、閉店を決断されたそうです。





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かつては狸小路を歩く通行者の目をくぎ付けにしたショーウィンドウです。

以前のショーウィンドウと比べると、明らかに品数が減っております。

中川ライター店さんに思い入れのある方々が、恐らくお買い求めになられたのでしょう。

この閑散としたショーウィンドウが、より多くの方々に愛されたお店なのだということを感じさせてくれます。





店内に関してはお店の方に撮影許可をいただき撮影してきたのですが、是非本日皆さんに実際にお店に訪れていただき、目に焼き付けていただきたく思うために、本日はアップいたしません。

今回撮影した店内写真は、後日あらためてじっくりとアップさせていただく所存です。

以下はお店の情報です。

ご来店の参考になさってください。

店  名:中川ライター店
住  所:〒060-0063 北海道札幌市中央区南3条西4丁目19
電  話:011-221-1442 ファックス:011-221-4202
営業時間:10時~17時(通常は19時までですが、最終日は17時までです)





店内写真の代わりと言ってはなんですが、中川ライター店さんの近くで開催されている本日までのイベントの情報をもうひとつお届けします。

狸小路のイベントじゃないんですけどね(苦笑)。

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そのイベントとは、東急ハンズの7階イベントスペースで開催されている「鉄道市」です。

詳細は以下のURLからご確認ください。






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それでは、東急ハンズの情報です。

店  名:東急ハンズ 札幌店
住  所:札幌市中央区南一条西 6-4-1
電  話:011-218-6111
営業時間:10時~20時

古き良き国鉄時代の雰囲気満載のスペースです。

鉄道ファンの方、今日までですのでお見逃しなく。

なお、お店の方には撮影の許可をいただいております(^^)。
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tanukiyose

Author:tanukiyose
狸寄席は、地元で活躍する芸人(パフォーマー)の紹介の場でもありたいと思っています。札幌に来たら狸寄席を見に行きたいと思われるような、お客様に愛されるコミュニティを目指します。
Q 札幌に寄席をつくろうと思うわけは?
A 東京や大阪には、定席と言われる寄席があります。そして寄席のある街の周辺には昔ながらの賑わいがあって、風情があります。我々は、かつて7軒も寄席があったと言われている札幌の中心市街地に、気軽に生の演芸を体験できる場所をつくることで、街を味わい豊かにできるのではないかと考えています。狸小路を和服で行きかう人が増えたり、北海道の歴史や出来事を落語にする人がでてきたり、そうした街に魅力を感じて、街を愛する人が増えれば良いなと思っています。即物的に買い物を楽しむだけではない、そこにいる時間を楽しめる場所をつくることで、文化的に豊かなまちづくりに貢献できると信じて「寄席」づくりを目指しています。
Q 狸寄席と他の落語会の違いは?
A 狸寄席は、本場江戸の寄席のように、着流しでふらっと立ち寄れて飲食も楽しめることができます。また、地元で活躍する芸人( パフォーマー) も多数出演する札幌スタイルの番組で、どこにも真似できない寄席をつくっていきます。

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