みずから落語することに目覚めたアマチュア噺家さんたち

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落語の楽しみ方は人それぞれ。

寄席や独演会で生の落語を目で観て耳で聴く、これは生の醍醐味があります。

CDやDVDで名人の芸を繰り返し楽しむ、これはこれで乙なものです。

はたまた、観る聴くでは飽き足らず、噺を披露する楽しみもあるようです。

実際、道内にはたくさんの社会人落語倶楽部があり、みずから落語することに目覚めたアマチュア噺家さんたちが、日々精進しながら、様々な場面でその腕前を披露しています。

札幌落語倶楽部もその中のひとつです。狸寄席の会には札幌落語倶楽部の綴家小太郎さんが参加してまして、今回の小狸寄席には、倶楽部メンバーのご協力を強くいただいております。

昨日は、その札幌落語倶楽部の定例稽古会で、見学と打ち合わせを行ないました。

まだ稽古2回目という方もいらっしゃったり、ベテランの方もいたりと、皆さん味わいのある噺をされてました。

音楽サークルでは合奏するという楽しみもありますが、落語はあくまでも個人芸、集まることでどんなことをするのか、疑問に思う方もいらっしゃるかとは思いますが、人の噺を観て取り入れたり反省したり、人に噺を観て聴いてもらうことで芸に磨きをかけたりと、やはり趣味の仲間が集う楽しみは、どんなものにも共通項があるのではないでしょうか?



そんな落語大好きな仲間の集う小狸寄席は、きっと味わい深く、応援していきたくなるものだと思います。

もちろん、江戸前の本格的なプロの噺家さんの噺は心に響きいつまでも余韻を残す素晴らしいものですが、地元の仲間を温かく見守り応援し、札幌に生の芸能文化を根付かせていく、そんな楽しみ方もあって良いのでは?そう感じたひとときでした。


次回の稽古会は2月10日です。

ご興味ある方はぜひホームページを覗いてください♪



また、狸寄席でお馴染みの柳家三之助師匠による特別落語教室も定期的に行なっています。

こちらは2月開催に向け、日程調整中とのことです。

プロの噺家さんにアドバイスを受ける機会があるなんて貴重なことですよね!

札幌に落語文化を根付かせようとしてくださる、三之助師匠にも敬服です。

2月15日には18時半開場19時開演で「三之助をみたかい?in札幌 Vol.28」が中央区民センターにて開催されます。

狸小路5丁目から10丁目まではものの数分です。

小狸寄席のあとには、三之助師匠の絶品落語をぜひお楽しみください!
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tanukiyose

Author:tanukiyose
狸寄席は、地元で活躍する芸人(パフォーマー)の紹介の場でもありたいと思っています。札幌に来たら狸寄席を見に行きたいと思われるような、お客様に愛されるコミュニティを目指します。
Q 札幌に寄席をつくろうと思うわけは?
A 東京や大阪には、定席と言われる寄席があります。そして寄席のある街の周辺には昔ながらの賑わいがあって、風情があります。我々は、かつて7軒も寄席があったと言われている札幌の中心市街地に、気軽に生の演芸を体験できる場所をつくることで、街を味わい豊かにできるのではないかと考えています。狸小路を和服で行きかう人が増えたり、北海道の歴史や出来事を落語にする人がでてきたり、そうした街に魅力を感じて、街を愛する人が増えれば良いなと思っています。即物的に買い物を楽しむだけではない、そこにいる時間を楽しめる場所をつくることで、文化的に豊かなまちづくりに貢献できると信じて「寄席」づくりを目指しています。
Q 狸寄席と他の落語会の違いは?
A 狸寄席は、本場江戸の寄席のように、着流しでふらっと立ち寄れて飲食も楽しめることができます。また、地元で活躍する芸人( パフォーマー) も多数出演する札幌スタイルの番組で、どこにも真似できない寄席をつくっていきます。

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