ちえりあさんの「落語のいろは展」に行ってきました②

ちょっと間が空いてしまいましたが、「落語のいろは展」に行ってきたときのレポートの続きです。

「落語のいろは展」は、札幌市営地下鉄東西線の宮の沢駅ほど近くにある「札幌市生涯学習総合センター ちえりあ」さんにおいて開催中です。

落語と今まで縁遠かった方にも落語に親しんでもらえるようなパネル展示や、より落語家さんを身近に感じることのできるようなアイテム展示がなされています。

6月28日まで、午前8時45分から午後10時の間に毎日展示されています。





イメージ 1


前回ご紹介した手ぬぐいやネタ帳と言ったアイテムと共に、中央部分にもう一つ展示されているのが扇子と口上書きです。

口上書きとはいわゆる挨拶状のようなもので、手ぬぐいなどと一緒に送られるものです。

昇進などに際し、著名人からの激励の言葉、お祝いなどが書かれ、落語家さんご本人の口上も記されています。

詳しくはぜひ現地で内容をご覧になってみてください。





イメージ 2


これらの展示をご覧いただいた方に最後に、「寄席に行ってみよう」と締めくくっています。

テレビで見るのと、実際に生で見るのは大違いです。

その演者さんの息遣い、お客様の生の笑い声など、その場でなければわからない雰囲気がお楽しみ頂けるはずです。





イメージ 3


私ども「狸寄席の会」では、「ぜひ8月2日(土)の狸寄席2014夏においでくださいっ!」と申し上げたいところですが、この「落語のいろは展」の最終日6月28日(土)に、「ちえりあ特選若手落語会」が開催されます。

ぜひ今まで落語を聴いたことの無い方もお気軽に足をお運びください。

おそらく、「落語」という日本ならではの文化に、存分に触れていただけると思います。






イメージ 4


瀧川鯉昇師匠を特別出演に迎え、三遊亭遊之介師匠、雷門小助六師匠、桂翔丸さん、桂たけのこさんが「ググッと」聴かせてくださいます。

また、太神楽の鏡味味千代さんも、芸を楽しませてくれます。

木戸銭は前売り1,000円、当日1,300円で、生涯学習センター内メディアプラザや大丸プレイガイド、道新プレイガイドで絶賛発売中です。

平成26年6月28日(土)13時30分開場、14時開演となっております。

場所はちえりあホールです。

寄席に行くのがはじめてな方も、そうでない方も、是非この機会をお聴き逃しなく。





他にも、「いろは展」には、「ちえりあ特選若手落語会」に出演される落語家の皆さんの色紙も展示されています。

絵心ある色紙や、実直なお人柄が伝わってくる色紙など、さまざまです。

是非「いろは展」においでの際にはこちらにもご注目なさってください。
スポンサーサイト



「第2回 社会人落語 札幌チャリティー寄席」大盛況のうちに終演!

5月24日の土曜日、狸寄席の会が協賛させていただきました「第二回 社会人落語 札幌チャリティー寄席」、大盛況のうちに終演しました。

イメージ 1


うららかな春の日差しの中迎えたチャリティー寄席、本当に多くの皆様に足を運んでいただきました。

演者、スタッフ一同、篤く御礼申し上げます。





イメージ 2


入場料によるチャリティー以外に、会場におかせていただいた募金箱にも多くの募金をいただきました。

大切にお預かりし、責任を持って被災者支援活動に寄付させていただきます。

本当にありがとうございました。





イメージ 3


中入りの際の観客席と高座です。

演者さんの息遣いが聞こえてきそうなほどの近さで、落語を存分にお楽しみいただけたのではないかなと思います。





イメージ 4


北海道だけでなく、福島、千葉、大阪などから社会人落語家さんが手弁当で駆け付け、芸を競ってくださいました。

お仕事の都合でお二人ほど代演という形になりましたが、代演の演者さんたちも津軽海峡を越えてきてくれた演者さんたちに負けじと、素晴らしい芸を見せてくださいました。





今回出演していただいた演者さんのますますのご活躍と、被災者の方々の一日が一日も早く安寧の日をお迎えになられること、そして一日も早い完全な復興が成し遂げられることを祈念いたしまして、この記事の締めとさせていただきます(^^)。

明後日「第2回 社会人落語 札幌チャリティー寄席」開催!

明後日の5月24日(土曜)、狸小路5丁目の「さっぽろ狸ぽんぽこ座」こと「札幌プラザ2.5」におきまして、「第2回 社会人落語 札幌チャリティー寄席」が開催されます。

12時30分開場、13時開演で、17時ころ終演を予定しております。

木戸銭は当日・前売り共通で1,000円となっており、入退場自由です。

チケットは、まめぐらさん(南5西13)、ドリノキさん(南1西4日之出ビル9F)、大丸プレイガイドさん、道新プレイガイドさんで絶賛販売中です。

詳しくは、以下のURLにてご確認ください(^^)。


こちらのページによりますと、「社会人落語家」とは学生以外のアマチュア落語家を指し、「池田の猪買い」や「牛ほめ」といった落語の舞台になることも多い大阪府池田市において平成21年から開催され、今年の10月で第6回を迎える「社会人落語日本一決定戦」にて使用されたことにより、名称が定着したとのことです。

その大会で出来た輪が、全国各地での東日本大震災復興のためのチャリティー寄席の開催につながり、札幌でもその一助に…ということで第二回が開催される運びとなりました。





下の画像は「第2回 社会人落語 札幌チャリティー寄席」のチラシです。

イメージ 1


こちらに掲載されている出演予定の社会人落語家さんたちは、そうそうたる方々です。(ただし、出演者は変更がある場合もございますので予めご了承ください)

「第一回社会人落語日本一決定戦」第一位の「五月家ちろり」さん、

「第五回社会人落語日本一決定戦」第二位の「二松亭風林火山」さん、

青森県内の福祉施設、病院、飲食店等で活動中の「圓丁亭日が志」さん、

話と体の動きや顔の表情が絶妙にリンクした芸達者の「笹の家小夏」さん、

幼いころからの熱い落語への思いを存分に発揮される「裁落亭とんぼ」さん、

大阪を中心として、ギターに講演にマルチにご活躍中の「田舎家かかし」さん、

五月家一門として、大阪を中心にご活躍中の「五月家小亀」さん、

が津軽海峡を越えて、日ごろ鍛えた芸を披露してくださいます。(※もし情報が間違っておりましたらご一報ください)





迎え撃つ(?)北海道勢は、

今回、中心になって動いてくださっている「えぞ家葉桜」さん、

新進気鋭の将来性豊かな「日之出家金助」さん、

北海道勢ながら上方落語を楽しませてくださる「わて家わらく」さん、

札幌落語界の頼れるアニキ、「綴家(小太郎改め)段落」さん、

という陣容なだけでなく、「将来を嘱望される若手女流落語家」さんが代演する?という噂もちらほら。(※もし情報が間違っておりましたらご一報ください)

いずれにせよ、実力ある落語家さんばかりですので、是非会場まで足をお運びください。

会場内は飲食もできますので、ゆったりとくつろぎながら落語をお楽しみいただけます。

ちえりあさんの「落語のいろは展」に行ってきました①

イメージ 1


前回の記事でご紹介した「落語のいろは展」に、早速行ってまいりました。

札幌市営地下鉄東西線の宮の沢駅ほど近くにある「札幌市生涯学習総合センター ちえりあ」さんにおいて開催中です。

落語と今まで縁遠かった方にも落語に親しんでもらえるようなパネル展示や、より落語家さんを身近に感じることのできるようなアイテム展示がなされています。

6月28日まで、午前8時45分から午後10時の間に毎日展示されています。





イメージ 2


パネル展示では、「落語ことはじめ」と題して落語の歴史が紐解かれていたり、「寄席と鳴り物」について説明されていて、分かりやすく落語に触れさせてくれます。

中央部分には、噺家さんがお一人お一人デザインする手ぬぐいや、その日の演目を記録したネタ帳がアイテム展示されています。

まるで印刷されたかのような達筆で書かれたネタ帳もあり、ただただ感心するばかりでした。





イメージ 3


パネル展示では他にも、「上下を切る」という落語の仕草について、写真入りで解説してくれていたり、「古典落語」や「新作落語」の定義、落語のオチについてなど分かりやすく勉強させてくれたりしていて、落語を知ることに大きく手助けしてくれること間違いなしです。

「落語は興味があるけど、敷居が高い…」と思っておられる方に、是非ご覧いただきたい展示ですね。

画像は同じくパネル展示の「落語芸術協会」さんの「噺家系図」です。

字が細かいので詳細はぜひ現地でご確認ください(^^)。

お名前をご存知の噺家さんもいらっしゃるはずです。





イメージ 4


また、「前座」「真打」「色物」など、落語に興味がない方でも聞いたことがあるような落語の言葉についても説明してくださっています。

特に「色物」という言葉に関しては、現代の方々が持っているイメージとはちょっと違った定義がなされていると言えるかもしれません。

画像は「大入」を願って(おそらくちえりあさんの)職員さんがデザインしたはっぴです。

「ます」を二つ重ねて「ますます大入りになりますように」…という意味が込められています。





まだまだご紹介したいことはたくさんあるのですが、今回はここで筆を置かせていただき、次回に続きたいと思います(^^)。

ちえりあで「落語のイロハ展」開催中!

札幌市営地下鉄東西線の宮の沢駅ほど近くにある「札幌市生涯学習総合センター ちえりあ」さんにおいて、ただいま「落語のイロハ展」が開催中です。

なんでも、落語の歴史や文化に親しむことが出来るイベントとのことで、例えば「落語界の階級」や「落語界の仕組み」などがわかりやすく解説されています。

落語の身分には、見習い、前座(ぜんざ)、二つ目(ふたつめ)、真打(しんうち)とあり、それぞれ皆さんお聞きになったこともある言葉でしょうが、それについて勉強させてくれます。

恐らく「師匠とよばれる方」とそうでない方の違い…なども教えてくれるのではないかと思います。

落語家さんの使用する小道具なども展示されておりますので、より落語が近しく感じられることでしょう。

落語ファンの方はもちろん、それ以外の方もお気軽に足を運ばれてはいかがでしょうか。

午前8時45分から午後10時まで、毎日展示されています。

この展示は「若手落語会」が開催される6月28日(土)までの開催だそうです。

詳しくは下のURLをどうぞ。


もしくは5月14日の北海道新聞朝刊24ページにも記事が書かれています。

なお、瀧川鯉昇師匠、3代目雷門小助六師匠など六人の出演で、6月28日(土)午後14時にちえりあにて開演です。



イメージ 1


(画像はかわいいフリー素材集「いらすとや」さんの作品です)

落語入門「第六回 武左衛門の非業の最期」

今までの落語入門で、京都で活躍した噺家「初代 露の五郎兵衛」に少し遅れて「初代 米沢彦八」が大阪で、「鹿野武左衛門」が江戸で活躍して、大阪や江戸にも落語が根付いていった…ということを書かせていただきました。

前回は「江戸落語の祖」といわれる「鹿野武左衛門」について途中まで書かせていただきましたので、今回はその続きを書かせて頂きます。





持ち合わせた教養・博学と物真似などの芸などを駆使し江戸で人気を博した武左衛門ですが、彼は筆も立ち、1683年(天長3年)に咄本「鹿野武左衛門口伝ばなし」、1697年(元禄10年)に露の五郎兵衛と小咄の作品を競い合った「露鹿掛合咄」(つゆしかかけあいばなし)、1686年(貞享三年)には咄本「鹿の巻筆」などを残しています。

しかし、この「鹿の巻筆」が彼の人生を大きく狂わせます。

1693年(元禄6年)江戸にコレラが流行し一万数千人の死者が出た際、「南天の実と梅干を煎じて飲むとコレラが治る」と人の言葉を話す馬が話したと出鱈目を書いた小冊子を売り出して大儲けした浪人が、捕縛後にこの話のヒントを「鹿の巻筆」からもらったと自白し、この犯罪に武左衛門が連座していたとされ、大島に島流しにされてしまいます。

もちろん武左衛門はこの件とは無関係で、理不尽な島流しであることは明白なのですが、為政者が強大な権力を持っていた当時のことですから、なかなか覆りません。

1698年(元禄11年)になってようやく武左衛門は無関係との判断が降り釈放されますが、元凶となった「鹿の巻筆」はすべて焼却処分されており、彼自身も拷問を受けたことが原因で歩くことが出来なくなり、翌年失意のままこの世を去ります。

この件により、江戸での落語人気は影を潜め、江戸落語の発展が100年遅れたと言われています。

江戸落語で見台を使わない理由は諸説紛々ですが、武左衛門自身は見台を使っていたと伝えられていますから、江戸落語が人気を潜めている間に、見台を使う文化は江戸では廃れたのかもしれませんね。





次回は「落語中興の祖」と言われる「烏亭焉馬」(うてい えんば) のことを書かせていただこうと思います。

※こういう落語の歴史を知らなくても、落語を聴くことには全く差し障りありません。どうぞお気軽に落語を聴きにおいでください。(^^)

※もし間違ったことを書いておりましたら、大変お手数ではございますがご指摘ください。早急に加筆・訂正させていただきます。





イメージ 1


画像は先日の狸寄席2014春の「めくり」です。

野田亭なのださんは、独特の口調で、独自の世界感を持った噺を聞かせてくださいました。

落語入門「第五回 江戸落語の誕生」

今までの落語入門で、京都で活躍した噺家「初代 露の五郎兵衛」に少し遅れて「初代 米沢彦八」が大阪で、「鹿野武左衛門」が江戸で活躍して、大阪や江戸にも落語が根付いていった…ということを書かせていただきました。

前回は「米沢彦八」について書かせていただきましたので、今回はもう一方の「鹿野武左衛門」について書かせて頂きます。





鹿野武左衛門は1649年(慶安2年)に大阪で生まれ、1699年(元禄12年)で亡くなった落語家です。

今までご紹介してきた方々の生年月日と比べますと…。

「安楽庵策伝」1554年(天文23年)~1642年(寛永19年)
「初代 露の五郎兵衛」1643年(寛永20年)~1703年(元禄16年)
「初代 米沢彦八」生年不明~1714年(正徳4年)

ですから、露の五郎兵衛や米沢彦八とほぼ同時代に生きた方…ということが言えます。





武左衛門は、大阪難波の漆の塗師の家に生まれましたが、塗師の修業を拒否し江戸(東京)に出てきました。

しかし、つても縁者もない江戸での生活は困窮の極みに達し、小さいころから得意としていた話術を生かして金を稼ごうと、道端に見台(机)を置き、小道具を使って辻噺を聴かせるようになりました。

同様に、芝居小屋や風呂屋にも武左衛門の活躍する場所が広がっていきます。

武左衛門の得意な芸は、身振り手振りを使って面白おかしく話す「座敷仕方咄」というものでした。

そのうち、武左衛門の芸は江戸の町で評判となり、武家や裕福な商人の屋敷に呼ばれ、芸を披露するようになりました。

大阪での米沢彦八の芸風が商人気質の大阪を象徴するかのように、「権力を小馬鹿にして笑い飛ばす」ものであったのに対し、武左衛門は「大阪に対する江戸の人々の優越感」を巧みにくすぐるように、敢えて軽薄にふるまうという芸風であったことも彼の特色と言えるかもしれません。

しかしその軽薄さも、歴史上の人物や文学作品等の豊富な知識や、仕草や声色を真似る巧妙さ、はたまた臨機応変な下ネタといった、教養や芸に下支えされたものでした。

このような活動を続けてきた武左衛門は、のちに「江戸落語の祖」と呼ばれるようになります。





ここまで書かせていただいたところで、ちょっと長くなってしまったので、次回に続きます。

次回は武左衛門の非業の最期について書かせていただこうと思います。





※こういう落語の歴史を知らなくても、落語を聴くことには全く差し障りありません。どうぞお気軽に落語を聴きにおいでください。(^^)

※もし間違ったことを書いておりましたら、大変お手数ではございますがご指摘ください。早急に加筆・訂正させていただきます。





イメージ 1


画像は先日の狸寄席2014春の「めくり」です。

綴家三千代さんは、初高座にもかかわらず落ち着いた口調で、ゆったりと噺を聞かせてくださいました。

「狸寄席2014春」スナップ的な風景

本日の記事は、先週の土曜日におかげさまで大盛況のまま終了した「狸寄席2014春」のスナップ的な風景をアップさせていただこうと思います。

イメージ 1


「狸寄席2014春」は前回の狸寄席同様、「さっぽろ狸ぽんぽこ座」こと「札幌プラザ2.5」さんで開催させていただきました。

HUGマートさん、HUGイートさんの二階ですね。

また、2月の小狸寄席は地下階で開催しました。

今後もこちらを拠点に、皆様に笑顔になっていただく活動を展開していきたいと考えております。





イメージ 2


ポスターも大々的に貼らせていただきました。

「何のイベントかしら?」と、足を止めてこのポスターをご覧になっておられる方もたくさんいらっしゃいましたよ。





イメージ 3


チラシを並べて、その中央に新聞でご紹介いただいた記事を添えさせて掲示もさせていただいておりました。

こちらの記事や、HTBイチオシさんでオクラホマさんの河野さんがご紹介していただいたおかげで、本当に多くの皆様にご来場いただきました。





イメージ 4


多くの笑いをお客様に提供してくださった演者さんたちは、この高座からその芸を披露してくださいました。

落語は「和」のテイストということで、後ろにはふすまを置かせていただきました。

お客様は「和」の雰囲気をお感じいただけましたでしょうか?





イメージ 5


少し引き気味に。

向かって左側には「めくり」があります。

まだ昼の部が開場したばかりなので、お客様はまばらですが、この後、どんどんお客様が詰めかけてくださいました。





イメージ 6


HTBさんからオクラホマさんに届けられたお花です。

ロビーの一番目立つところにおかせていただきました。

本当にありがとうございます(^^)。

ロビーを華やかな雰囲気にしてくださいました。





イメージ 7


落語は基本的に飲み食いしながら気楽にお聴きいただく大衆娯楽です。

ロビーにはこのように日本酒やビール、そして珈琲もご用意させていただいておりました。

この日は暖かかったですから、ビールはソールドアウト!

でも飲みすぎちゃ落語を楽しめなくなっちゃうかもしれませんので、ほどほどに…。(^^)

ご用意させていただいたお弁当も、おかげさまで完売。

本当にありがとうございました。





イメージ 8


この日の昼の部(小狸寄席)の演目です。

北海道を拠点に活躍中の素人落語家さん、売出し中の漫才師さんたちが、日ごろの鍛錬を存分に披露してくださいました。(注…「夏」ではなく正確には「春の狸寄席」です)





イメージ 9


こちらは夜の部の演目です。

非常に流暢な江戸言葉の噺家さんで、狸寄席に江戸の風を吹かせて下さった金原亭 馬吉さん。

地元の札幌旭丘高校出身の、歴史を織り交ぜながら軽妙で歯切れの良い落語で楽しませて下さった春風亭柳朝師匠。

慣れぬ高座の上での漫才でありながら、息の合った掛け合いで観客の心をがっちりつかんで下さったオクラホマさん。

そして明るく豊かな表情で、観客にその情景を脳裏に浮かばせ、その世界に引き込んで下さった柳家三之助師匠。

昼の部に出演してくださったみなさんも含め、本当にお疲れ様でした。

お客様をお見送りしていると、皆様本当に笑顔で会場を後にしてくださっておりました。

本当にありがとうございました。





そして、ご来場いただいた皆様、重ね重ね厚く御礼申し上げます。

今後とも狸寄席をよろしくお願いいたします。

次回は8月2日(土)、「さっぽろ狸ぽんぽこ座」(札幌プラザ2.5)で開催予定です。

ご来場を、心よりお待ち申し上げております。

プロフィール

tanukiyose

Author:tanukiyose
狸寄席は、地元で活躍する芸人(パフォーマー)の紹介の場でもありたいと思っています。札幌に来たら狸寄席を見に行きたいと思われるような、お客様に愛されるコミュニティを目指します。
Q 札幌に寄席をつくろうと思うわけは?
A 東京や大阪には、定席と言われる寄席があります。そして寄席のある街の周辺には昔ながらの賑わいがあって、風情があります。我々は、かつて7軒も寄席があったと言われている札幌の中心市街地に、気軽に生の演芸を体験できる場所をつくることで、街を味わい豊かにできるのではないかと考えています。狸小路を和服で行きかう人が増えたり、北海道の歴史や出来事を落語にする人がでてきたり、そうした街に魅力を感じて、街を愛する人が増えれば良いなと思っています。即物的に買い物を楽しむだけではない、そこにいる時間を楽しめる場所をつくることで、文化的に豊かなまちづくりに貢献できると信じて「寄席」づくりを目指しています。
Q 狸寄席と他の落語会の違いは?
A 狸寄席は、本場江戸の寄席のように、着流しでふらっと立ち寄れて飲食も楽しめることができます。また、地元で活躍する芸人( パフォーマー) も多数出演する札幌スタイルの番組で、どこにも真似できない寄席をつくっていきます。

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR